Martin 000-42 バックウエスト部のバインディングはがれ修理

ID2441-107.JPGMartin 000-42 ですが、バック左側ウエスト部のバインディングが5cmぐらいはがれています。シュリンク(収縮)がきつくバインデイングにかなりのストレスが掛かっています

ID2441-111.JPG薄い紙を挿し込むとはがれの様子がよく分かります







ID2441-150.JPG当初は当て木を作ってハタガネ接着の予定でしたが、思ったよりシュリンク(収縮)がきつめでプレスによる接着では難しいと判断し、ヒールキャップまではがしての接着方法に切り替えました

ID2441-180.JPGホットエアガンでバインディングを温め、接着剤を緩めてからパレットナイフなど使ってはがしていきます

ID2441-172.JPGパレットナイフをすき間に挿し入れてはがしていきます

ID2441-187.JPGサイド面はスキマゲージを挿し入れてはがしていきます

ID2441-201.JPGなんとかダメージ無しにヒールキャップまではがすことが出来ました

ID2441-211.JPGバインディングを再接着する前に塗膜のケバやバリをペーパーで取り除いておきます

ID2441-241.JPGバインディングの収まりを確認して問題が無ければタイトボンドで再接着します。はみ出たボンドを拭き取りながらマスキングテープを貼って固定していきます。これを2~3回繰り返すとボンドのはみ出しをほとんど拭き取ることが出来ます

ID2441-219.JPGウエスト部のパーフリングが一部はがれていましたので、しっかり接着するため、当て木を使ってハタガネクランプします

ID2441-229.JPGバインディングを接着をし直した結果、約2mmのすき間が空きました。この分だけ縮んだことになります!

ID2441-250.JPG同じようなアイボロイド・バインディングでピースを作りすき間に埋め込みます

ID2441-273.JPG接着後、ノミなどを使ってツラ出しして、周りのバインディングに合わせて色合わせします

ID2441-265.JPG塗膜の欠けている箇所をタッチアップします

ID2441-282.JPGタッチアップ箇所が十分乾燥したらツラ出し研磨し、ハンドポリッシングで仕上げます

ID2441-297.JPGオーバー塗装無しでもほとんど違和感がない状態に仕上がりました

ID2441-311.JPGバインディング修理のほかにナット交換、弦高調整なども行ないましたのでライブでも即活躍出来る状態になりました!