Martin D-18 / ブリッジ割れ修理

ID2071-13.JPGID2071-13.JPGハカランダ・ブリッジのサドル溝両脇が割れています


ID2071-15.JPG1弦側も割れています。この場合通常ですとブリッジ交換になるのですが、お客様がどうしてもこのハカランダ・ブリッジを活かしたいとのご要望で修理再生することになりました




ID2071-96.JPGラバーヒーターもあるのですが今回はランプヒーターでブリッジをはがします

ID2071-106.JPG割れも広がらずに無事はがすことが出来ました

ID2071-156.JPGサドル溝脇の割れを接着するために専用ジグを作ります



ID2071-169.JPG専用ジグにブリッジをセットし、割れ部にエポキシ系接着剤を注入してよく浸透させ
木工クランプで締め付けます

ID2071-186.JPG割れ部が閉じて上手く接着が出来ました

ID2071-193.JPGこの手の割れの場合、サドル溝底面も割れている場合が多いのでアロンアルファを注入して割れを止めておきます

ID2071-249.JPGサドルの出方をあまり高くしないためにブリッジを厚くします。ハカランダ薄板を用意しブリッジ底面に貼り付けます

ID2071-259.JPG木工用アロンアルファで接着します

ID2071-270.JPGハカランダ薄板を貼ったところ

ID2071-310.JPGスピンドルサンダーで外周を整えます

ID2071-363.JPGブリッジ底面をスクレーパーなどで整えます

ID2071-373.JPG予定通りの厚さになりました

ID2071-395.JPGトップのブリッジ跡をクリーンアップします

ID2071-403.JPGタイトボンドでクランプ接着します

ID2071-417.JPG通常ドロップイン・サドルは接着しないのですが、今回は特例として接着してサドル周りを強固にします

ID2071-460.JPG割れ跡はほとんど分からなくなりました

ID2071-467.JPG1弦側もほとんど分かりません

ID2071-488.JPGサドルの高さもほどよくセットアップ出来ました

ID2071-483.JPG美しいハカランダ・ブリッジがよみがえりました