Godin A8 Mandolin / ネックジョイント部ネジ穴修正
ネックジョイント先端部のネジ穴がルーズになっていてネックが起き気味になり弦高が高くなっています
ネジ穴に沿って一部割れが入っています。またネジ穴は一度穴を埋めて修理したような形跡があります
まず割れ部に瞬間接着剤を注入してクランプ接着します
埋め木用の9mmの穴を開けます
9mm径、深さ18mmの穴が開きました
木工旋盤を使ってメイプル材を9mm径の太さに削り、丸棒を作ります
エポキシ系接着剤でメイプル丸棒を接着します
丸棒の接着剤が硬化するまでの時間を利用してテールピース部付近の割れを修理します
内側まで割れが入っています
割れのすき間が開かないので瞬間接着剤を注入してクランプ接着します
自作の工具を工夫して内側からも瞬間接着剤を注入します
着色タッチアップ後、周辺をオーバー塗装して仕上げます
埋め木をツラ出しします。そのほかのネジ穴以外の穴も埋めておきました
先端部の穴を開ける前にネックのセンターずれを極力修正しておきます
ネジ穴がゆるまないようにキツメの穴を開けます
このマンドリンはブリッジが接着されている為、弦高調整はネックヒール部のシムにて行います。薄板を一枚追加してしっかりとネジ止めしました
弦高は1弦1.1mm、4弦1.3mmとなり、かなり弾き易くなりました
ジョイント部もすき間が無くしっかりと締め付け出来ました
プレイヤビリティも向上して使えるマンドリンが復活しました!