まずオリジナルフレットをハンダゴテで温めながら抜いていきます。その際に指板とフレットの間にChip Stopperを挿し込みながら行うとチップが欠けにくくなりスムーズな作業が出来ます

次にギターをホールド台にセットして指板調整をします。ロッドを回して削る量が最小限で済むポイントを探して微調整します。それからレベラー（スリ台）を使って指板の通しが真直ぐになるように削っていきます。指板のレベルが出たらフレット溝をクリーニングして接着剤の残りや削り粉などを取り除いておきます
それが済んだらいよいよフレット打ちの作業に入ります

Jawsというプレス工具を使ってフレットを打っていきます。Jawsが使えない箇所は従来通りハンマーでの打ち込みになります

ハイポジションはFret Buck(ウエイト）をセットしてハンマーで打ち込みます

フレットを打ち終えたらエッジをカットしてファイリングします

次に再度ホールド台にセットしてフレット上面のレベル出しをします。フレットにマーキングして上面を最小限ファイリングします

全フレットを面取りドレッシングしてからポリッシング仕上げします。最後にナットとサドルを最終調整して仕上げます

フレット交換の完了です！